apéro.コラボ第5弾、ホオズキを使用した優しい酸味と果実味のサワーエール。
apéro Saison de l'amour
アペロ セゾン・ドゥ・ラムール
Fruited Sour Ale w/Hozuki
醸造士
斯波 克幸 / SHIBA Katsuyuki also know as SHIWA
東京青山でワインバー、京島でワインショップを営むapéro.とのCollaborationビール第五弾です。
長野県佐久市春日でパーマカルチャーを実践するニックさんを通じて、10年以上種を保管して栽培を続けている固定種のホオズキをapèroのLoicが用意してくれたものを使いました。
アロマ・フレーバーには、アプリコットやプラム、日本人に馴染み深い梅を感じることができるかもしれません。Saison Yeast 由来のクローブ、余韻にはホオズキらしさが顔を覗かせます。
ホオズキは食卓に並ぶことが少なく、並んだとしても調理されているものが多く、そのままの味わいの想像ができる人の方が少ないと思うので、その味わいについて少しだけ説明させてください。
ホオズキには、熟したトマトと柑橘類を思わせる独自の味わいがあります。甘酸っぱさの中にも深みが感じられ、一方でしつこくなく軽やかな口当たりは、さまざまな料理のアクセントとして使われることもあります。
今回いただいた果汁、ピューレ状のホオズキは、アプリコット、ほのかにピーチ、甘みの強いトマトと柑橘が合わさった複雑な味わいで、そのまま食べても十分美味しいものでした。
しかし、いくら完熟していたとはいえ、ホオズキの味わいは繊細です。広く栽培されている果実ではないため、今回使える量もかなり限られていました。そのため、発酵後にホオズキの風味がどれだけ残るかを意識して設計をしました。果実由来の糖分は概ね食べ尽くされるため、軽くなりすぎる事が予想できるボディ感は、Saison Yeastとサワーリングによる酸味で補いました。
Beer StyleとしてはSour Aleと表記していますが、酸味は強烈なものではなく親しみやすい程度で、Table Saisonとも言えそうです。
ホオズキの果実味も余韻に確かに感じられる、良い意味でみずみずしい、上質な食中酒としておすすめします。ナチュールワインが好きな方にもぜひ飲んでいただきたいです。
穀物類 / Grain & Other fermentable
原料 | メーカー | 原産国 |
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Premium 2 Row | Great Western | America |
Wheat Malt Light | IREKS | German |
Flaked Wheat | Canadian Malting Company | Canada |
ホップ / Hops
原料 | メーカー | 原産国 |
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Hercules | BayWa | German |
Strissel Spalt | Hop France | France |
酵母 / Yeast
原料 | メーカー | 製造国 |
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Farmhouse | Lallemand | Canada |
Helveticus Pitch | Lallemand | Canada |
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