籠屋コラボ第2弾! スパイシーかつ爽やかなフルーツ感と、セゾン酵母のフェノールが調和した軽やかな一杯
KARMIC
カルミック
Saison w/Saphir,Hallertau Blanc
醸造士
斯波 克幸 & 江上 裕士 / SHIBA(SHIWA) Katsuyuki & EGAMI Hiroshi
籠屋ブルワリーとのコラボレーション第二弾はセゾンです。籠屋ブルワリーのヘッドブルワー江上さんからベルギーの歴史ある醸造所由来の酵母が良い状態で手に入ったのでMARKはここで一区切りとして、ベルジャンスタイルのビールを一緒につくりませんかと言われて断る理由はありません。
設計はとてもシンプル。というのも、江上さんから1926をベースにしてみませんかという提案があったからです。つまりこのビールはKUNITACHI BREWERYの代表ビールである1926 / Kölsch Styleのセゾン版とも言えます。
その1926ですが、ここ最近のバッチから色度とボディ感の調整のために少量の小麦麦芽を使用していますが、今回のビールはそれよりも小麦を増やした方が美味しくなるだろうというお互いの意見が一致したため、1926よりも小麦使用量は増やしています。しかし、それ以外の原料割合や仕込み工程は1926とほとんど同じです。
発酵の温度管理はセゾンらしい管理で、江上さんの描いたスケジュールで行いました。発酵終了後から丁寧に澱引きを繰り返した液体は透明度も高く、味わいもクリアです。
アロマは上品なホワイトペッパー、嫌味のないフェノール感に、ほのかに青みのあるフローラル、パイナップルやレモン、リンゴのような香りが爽やかに感じられます。微小な硫黄感はまるであの歴史のあるビールのようです。フレーバーは爽やかなパイナップルや柑橘、リンゴやその蜜、レンゲの蜂蜜のようなニュアンス。アロマもフレーバーも、セゾン酵母由来のフェノールがバランスよくまとめています。
原材料の個性を酵母がバランスよくまとめており、私たちはこのビールの仕上がりをとても気に入りました。食中酒としても単品としても自信を持ってお薦めできます。
KARMICは造語でKARMAを形容詞化した言葉です。運命的な、因果的なという意味のこの名前には、酵母の由来となった歴史ある醸造所とその醸造所のビールへの敬意、そして長い歴史を持つ酒屋を母体に持つというお互いの共通性、お互いがHIGHBURYのビールをつくっているという縁など、このビールの背景にある様々なイメージが込められています。
MARKは削ぎ落として磨いていくビールでしたが、KARMICは運命と因果を受け入れて遊び開いていくビールです。次のKARMICも楽しみにしていてください。
※瓶の製品表示に「原材料の一部にそば使用。そばアレルギーの方はご注意ください」と記載されておりますが誤りです。そばは使用しておりませんので安心してお召し上がり下さい。
穀物類 / Grain & Other fermentable
原料 | IREKS | 原産国 |
---|
Pilsner | Weyermann | German |
Wheat Malt Light | IREKS | German |
ホップ / Hops
原料 | メーカー | 原産国 |
---|
Saphir | BayWa | German |
Hallertau Blanc | BayWa | German |
Heracles | BayWa | German |
コラボレーション パートナー
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所属 |
江上 裕士 |
籠屋ブルワリー / KAGOYA BREWERY |
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