マンゴーと4種類の麦芽が踊る、なめらかフルーツサワー!
A Certain Ratio -INDIVIDUAL ORCHESTRA #3
ア・サートゥン・レシオ
醸造士
斯波 克幸 / SHIBA Katsuyuki also know as SHIWA
INDIVIDUAL ORCHESTRA #2と#3は双子のビール。#2はベリー系果実のRaw Aleで、#3は南国系果実のRaw Aleで、いずれもスムージーならぬスムースな飲み心地のビールを目指して設計と調整を繰り返しています。
今回のINDIVIDUAL ORCHESTRA #3はマンゴー果汁の量を大きく増やしました。また前回はオーツ麦芽だけで麦汁を作りましたが、今回は大麦麦芽、小麦麦芽、オーツ麦芽、ライ麦芽と4種類の麦芽を組み合わせました。比率的には大麦麦芽とオーツ麦芽が同量で、ついで小麦麦芽とライ麦芽が同量。全体で見るとタンパク質をたくさん含む麦芽の割合が多く、これによって粘度の高いとろみのある麦汁を生み出すことを目指しました。
トップのアロマはとにかくマンゴーですが、少しパッションフルーツも感じます。フレイバーもアロマ同様にマンゴー、パッション、そして酵母由来のエステルから少しレモンやオレンジなどの柑橘。果汁由来の酸味に加え酵母と麦芽の少しの酸味が、飲み心地に爽やかなアクセントを添えています。
Raw Ale製法の個性のひとつとして麦芽由来のタンパク質が麦汁に残りやすいことがあげられますが、今回もその個性を活かした設計です。スムージービールならぬ、あくまでビール寄りのスムースなビールのちょうどよい場所を探っていきたいです。
ところで、KUNITACHI BREWERYを追ってくださっている方はお気づきかと思いますが、ビール名が「A Certain Ratio -INDIVIDUAL ORCHESTRA #3」に変わっています。当初から斯波が誰にも言わなかっただけで、INDIVIDUAL ORCHESTRAにはそれぞれ名前が付いています。あくまでコードネーム的な扱いをしていたのですが、わかりにくいということもあって名前を出して行こうと考えを改めました。
ということで、#3は「A Certain Ratio / 特定の比率」とでも言いましょうか。Raw Aleにおけるフルーツと麦芽のちょうどよい比率を追求したいと思ってます。
穀物類 / Grain & Other fermentable
原料 | メーカー | 原産国 |
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Pale Ale | IREKS | German |
Oat Malt | Viking Malt | Finland |
Wheat Malt Light | IREKS | German |
Rye Malt | IREKS | German |
ホップ / Hops
原料 | メーカー | 原産国 |
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Select | BayWa | German |
その他副原料 / Other
原料 | メーカー | 原産国 |
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Mango | | |
White Suger | | |
Lactose | | |
Dextrin | | |
酵母 / Yeast
原料 | メーカー | 原産国 |
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Voss Kveik | Lallemand | Canada |
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