apéro Sacrée Saison

東京青山でワインバー、京島でワインショップを営むapéro.とのCollaborationビール第三弾です。

長野県佐久市で栽培された高品質のホーリーバジルを使用。醸造所内でこのフレッシュなバジルをApèroのメンバーが選別してくれているとき、場内には爽やかな香りが立ち込めていました。バジルは、フレッシュ、ドライそれぞれを醸造工程に応じて様々に使用しています。

アロマの最大の特徴はまさにホーリーバジル言えるもので、メディテーション、リラックス、チルという言葉がしっくりくるような、清涼感のある甘い印象的な香りです。

フレイバーは乳酸菌によるケトルサワーリングでpHは3.5まで下がった酸味はもちろん、アロマと連続性のあるバジル感から、ミネラル感、シードルのような果実味、パイナップル、ほのかにピーチ、アプリコット、プラムなどのストーンフルーツ。梅が好きな人は梅を官能すると思います。バジルはシソ科のハーブですが、梅っぽさとバジルが合わさり梅シソのようなニュアンスも私は感じました。

最終比重は1.004。Saison Yeastがほとんど食べ尽くしていますが、酵母によって生成されたグリセロールがボディ感を補い、優しい甘みも感じられます。甘みがドリンカビリティを高めています。

今回のバジルは長野県佐久市春日でパーマカルチャー農場と研究所を営むパーマカルチャー望月のNick Sikorski さん（愛称 ニックさん）が栽培したものです。PDCパーマカルチャー資格を有するニックさんは、フランス野菜や麦、ハーブ類を中心に農場を運営しながら、パーマカルチャーの講座やワークショップを開いたりもしています。興味のある方はSNSをチェックしてください。