旭通りCruisin' take.2

Cascade、Centennial、Columbus、Citraなど頭文字にCが付くホップをC系ホップと呼びますが、それらとオーストラリア発祥のホップEclipseを組み合わせてつくるAmerican IPAです。

今回のメインホップはEclipseとCentennial、そしてCitraです。

アロマはバレンシアオレンジなどの濃色オレンジから、熟したスイカのような甘い瓜の香り、ライチやドラゴンフルーツなどのエキゾチックなトロピカルフルーツが、松や樹脂感をベースに香ります。フレーバーは、みかんジュースやみかんグミ、ソーダやラムネのような清涼感を伴う甘みに、樹脂感をまといながらグレープフルーツの果皮や金柑のようなフレーバーと苦みがじんわりと余韻を引き締めます。

Take.1はKUNITACHI BREWERYらしからぬと言われそうなかなりの量のホップオイルを敢えて使いました。今回もオイルを使用した点は変わりませんが、前回と比べるとホップ量をかなり減らし、一方で香りの厚みは維持することを目指しました。

この引き算が功を奏し、今回はEclipseのプロモーションに描かれているようなオレンジやみかんのニュアンスを引き出すことができました。

なお、このビールは国立を代表する3つの通りの一つ旭通りを題材にしたビールです。旭通りの「アサヒ」にちなみ、太陽に例えられる色形をした柑橘類を連想できる味わいを表現するのが、このビールのコンセプトです。