一つのホップの個性や特徴を楽しんでもらうシリーズ、Citraの3回目です。
前回と同様のRaw製法とアルコール度数の高さは同じく、ホップの使い方を大きく変更しました。前回はトロピカルフルーツやストーンフルーツ様のアロマフレイバーよりもシトラス様のアロマフレイバーが強い設計でしたが、今回は真逆の設計でトロピカルフルーツやストーンフルーツ様のアロマフレイバーを際立たせました。
take.2はこちら↓
Hop Filamnet -Citra- Take.2
アタックアロマはかすかなパッションフルーツ香に続いて、甘い洋菓子や熟れたマンゴー、ピーチ、アプリコットなどのストーンフルーツ(種の大きい果実)、オレンジやミカン様の香り。
フレイバーは甘みのあるストーンフルーツ感やミックスジュースのようなまろやかな果実味、余韻には缶詰ミカンのような柑橘感。
乳糖などは一切使っていないのに感じられるアロマフレイバーの洋菓子感やミックスジュース感は、Raw製法による麦芽由来の香味による影響を感じます。
最終比重は1.014で比重的には重たさを連想させますが、思いの外軽くて高いアルコール度数を感じさせないスムースな飲み口です。一方でRaw製法による豊富なタンパク質によって口当たりの滑らかさは健在で、飲みごたえという点では満足感が得られると思います。