あけに恋して

国分寺赤米プロジェクトのみなさんが手塩にかけて育てた「武蔵国分寺品種赤米」の新米を使ったビールです。

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→（https://akagome.tokyo）

日本には数種類の赤米がありますが、この品種はかなり古い時代に日本に伝わったものであることが分かっているそうです。

下面発酵酵母で仕上げたビールのような上品でフラワリー、メロン様の香り、お米由来のまろやかな風味とほどよい麦の風味、そして余韻に口の中には冷涼な産地の白ぶどう様の香りと果実味（果実様のほのかな酸味）が感じられます。

くにぶるのフラッグシップビール「1926」よりはやや強めに付けた苦味と果実味のような酸味がほどよく味を引き締めており、ドリンカビリティは高いですが決して水っぽさはなく、まとまりのある仕上りです。

赤米の使用比率は麦芽比率の約30%で、昨年の田植え時期にリリースした「あめにうたえば」で使用した赤米の3倍量以上。加えて米の風味をより感じてもらいやすいように麦芽の配合もかなりシンプルにしました。その結果「これがお米の風味です」と自信を持って言える特有の風味のまろやかさと飲み口の軽快さが「あめにうたえば」よりも一層フレイバーにあらわれています。

赤米を使用してビールにも赤米の色を引き出す2回目のチャレンジでしたが、今回もキレイなストローカラーのビールに仕上りました。二度あることは三度あるならぬ、三度目の正直とできるように仕込み工程を見直し、来年の「あけに恋して」は赤米の色がしっかりと表現できたビールにできるようトライ・アンド・エラーを繰り返していきます。

このビールが赤米の色に染まる日を楽しみにしていただければ嬉しいです。