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ジュニパーベリーとローズマリーが香る、Kveikで醸した甘くフルーティなThe Raw Ale!

Grain Drop -INDIVIDUAL ORCHESTRA series #5- / take4

グレインドロップ インディヴィデュアル オーケストラシリーズ#5

Kornøl

ABV
6
/
SRM
8.02
/
FG
1.012
/
醸造士
斯波 克幸 / SHIBA Katsuyuki also know as SHIWA
Grain Dropは、今季号のJAPAN BEER TIMES(P51〜)で特集されていた北ヨーロッパのファームハウスエールの中でも、Raw Aleづくりが盛んなエリアNorway / ノルウェーのHornindal / ホーニンダール地方で、Raw Ale製法とKveikで作られている伝統的なビアスタイルのKornøl / コーンオールに近いビールをつくる挑戦を続けています。

Take.1はこちら→(https://kunitachibrewery.com/kuniburu-beer/individual-orchestra-5-take1/)
Take.2はこちら→(https://kunitachibrewery.com/kuniburu-beer/individual-orchestra-5-take2/)
Take.3はこちら→(https://kunitachibrewery.com/kuniburu-beer/individual-orchestra-5-take3/)

現地のKornølはNorwegian Farmhouse Aleの一種で、Kveik由来のフレイバーとジュニパーの針葉樹様の爽やかな香り、そしてRaw Aleならではの穀物感と甘みが特徴のフルーティなビールと言われています。

アロマはジンを思わせるジュニパーと針葉樹様がトップに、続いてすぐにアーモンドナッツ、ブドウ、ブルーベリーのようなニュアンスが一体となって香ります。

フレイバーは柑橘を思わせる穏やかな酸味様の味わいから続いてジュニパーやナッツ、小粒の黒ブドウ果肉のような瑞々しいフルーツ感、そして口の中からビールが消えた後に黒ブドウやブルーベリージャムのような甘い余韻が、ライ麦由来のとろみと共に残ります。

Take.4と今までのTakeの大きな変更点は約3倍量に増やしたジュニパーベリーです。

日本人でジンの愛好者でもなければジュニパーベリーの香りに馴染みがある人は少なく想像が難しいと思いますが、ジュニパーベリーは私たちがイメージするいわゆるベリーの果実とは大きく方向性の違う針葉樹様のハーバルな香りを強くまとっています。

しかしTake.3の仕込みで減圧蒸留をかけたジュニパーベリーの蒸留カスに甘いかすかなブルーベリー様の香りを感じたことをヒントに、今回はその使用量を約3倍に増やし使い方にも変更を加えました。

また、このビールは今まで同様にホップをほとんど使用していません。モルトフォワードでありながら前回よりもより一層フルーティな仕上りになっており、個人的にはモルトフォワードビールの新たな可能性にときめいています。

なお、現地では仕込み水にジュニパーの枝を浸してエキスを抽出しますが、これを「ジュニパーインフュージョン」と呼びます。日本ではジュニパーの枝が手に入らないため、現地の醸造に詳しい専門家から代替品として提案されているジュニパーベリーを代わりに使用しています。

いつか和製Kornøl / コーンオールをつくりたいと思っているのでお楽しみに!
穀物類 / Grain & Other fermentable
原料メーカー原産国
Pale Ale MaltIREKSGerman
Rye MaltIREKSGerman
ホップ / Hops
原料メーカー原産国
SaazerBayWaGerman
その他副原料 / Other
原料メーカー原産国
Juniper berriesSerbia
酵母 / Yeast
原料メーカー原産国
LutraOmega YeastAmerica
コラボレーション パートナー
所属
セバスティアン・ホヘンタナー / Sebastian Hohentanner 株式会社BET / BET CO., LTD.

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