ジュニパーベリーが香る、Kveikで醸した甘くフルーティなThe Raw Ale!
INDIVIDUAL ORCHESTRA #5 / take2
インディヴィデュアル オーケストラ #5
醸造士
斯波 克幸 / Katsuyuki Shiba
#5は、Raw Aleが最も盛んなエリアNorway / ノルウェーのHornindal / ホーニンダール地方でRaw Ale製法とKveikで作られている伝統的なビアスタイルのKornøl / コーンオールに近いビールづくりに挑戦しています。
Take.1はこちら→(https://kunitachibrewery.com/kuniburu-beer/individual-orchestra-5-take1/)
現地のKornølはNorwegian Farmhouse Aleの一種で、Kveik由来のフレイバーとジュニパーの針葉樹様の爽やかな香り、そしてRaw Aleならではの穀物感と甘みが特徴のフルーティなビールと言われています。Take.2もそれに近い味わいの仕上がりを目指しました。
コロナ禍による流通の混乱でライ麦芽が入荷しなかったため、麦芽配合をよりシンプルに変更。Pale Ale Maltのみで仕込み、ジュニパーベリーとVoss Kveikのアロマフレイバーがシンプルに楽しめる仕上りになっています。ライ麦芽が入っていないためTake.1のような強いトロミはありませんが、Raw Aleらしい穀物感と滑らかな飲み心地は健在。そこへVoss Kveikによるオレンジなどの橙色系の柑橘様の香りとクリーム様の甘いフレイバーがフルーティに重なります。
現地では仕込み水にジュニパーを浸してエキスを抽出しますが、これを「ジュニパーインフュージョン」と呼びます。ジュニパーは手に入らないため、くにぶるでは減圧蒸留機でジュニパーベリーを蒸留してエキスを抽出。それを仕込み水に加えるなどして疑似ジュニパーインフュージョンを行いました。その結果、ジュニパーベリーらしい爽やかな針葉樹様のウッディな香りが強く出ています。
次回はまたライ麦を使う予定です。飲み比べて違いを楽しんでいただけると嬉しいです。
穀物類 / Grain & Other fermentable
原料 | メーカー | 原産国 |
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Pale Ale | IREKS | German |
Sour Malt(pH調整) | IREKS | German |
ホップ / Hops
原料 | メーカー | 原産国 |
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Northern Brewer | BayWa | German |
その他副原料 / Other
原料 | メーカー | 原産国 | |
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Juniper berries | | Serbia | |
酵母 / Yeast
原料 | メーカー | 原産国 |
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Voss | Lallemand | Austria |
コラボレーション パートナー
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所属 |
セバスティアン・ホヘンタナー / Sebastian Hohentanner |
株式会社BET / BET CO., LTD. |
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