LuLu

日本語で縷々（るる）とは「細く長くとぎれることなく続くさま」という意味。
このビールが細く長く途切れることなく誰かの記憶に残るようなものであるようにと願いを込めて命名しました。

注ぎたてのアロマは瑞々しい印象のマンゴーとパッションフルーツなどのトロピカルなニュアンスが強く、中間からは樹脂や松脂の香りが印象的に移ろい変わっていきます。
温度が上がってくると徐々にフローラルなアロマが開いてきて印象がまた少し変わります。
フレーバーにはオレンジなどの柑橘とアフターテイストの余韻にはライチやほんのりピーチなどが感じられます。

柑橘類の皮をかじった時に感じるのに近いニュアンスのしっかりとした苦味はIPAらしい仕上がりです。

酵母は1926や四六時中と同じ「Köln」をチョイス。
IPAではあまり使われることが多くない印象ですが、この酵母が醸し出すフルーティさが個人的にはお気に入りです。

実はこのビールにはプロトタイプとも呼べるものが存在しています。
直営のビアレストラン「麦酒堂かすがい」とボトルで限定でリリースされていた「シナプスのくしゃみ American IPA Ver」です。今後も同シリーズから派生した商品が出てくるかもしれません。お楽しみに！