四六時中 take.4

「何杯でも飲みたくなるビール」
ある種、永遠の命題のようなことをテーマにこのビールは仕込んでいます。
前回のアルコール度数は4.5%でしたが、よりアルコール度数を気にしなくてもいいように今回は思い切って3.5%まで下げています。

アロマはまだ熟れる前のピーチやマンゴーなどのトロピカルなニュアンス。
温度が上がってくると余韻に白い花などを思わせる爽やかでフローラルな香りが感じられます。

フレーバーもアロマ同様ですが、やや酸味を伴ったピーチと麦芽由来のトーストやパンといったしっかりとした麦芽のキャラクターも楽しめます。

飲み口は3.5%の度数らしく軽やかでとてもすっきりです。
糖分はほとんど残っていないため非常にドライな飲み口を実現していますが、水っぽさは感じられない仕上がりで、余韻を引き締める程度の苦味になっています！

酵母には、くにぶるのフラグシップビール「1926」と同じ「Rhine Kölsch Ale Yeast」を使っています。
この酵母が全体をうまくまとめてくれる屋台骨の役割をしています。

今回のバッチはInternational Beer Cup 2024 Session Beer部門で銅賞をいただきました。
日頃から応援してくださっている皆様には、この場を借りて御礼を申し上げます。ありがとうございます！