たまらん坂 Hazy IPA / take.3

リクエストの多かったカンパイ！ブルーイングとのコラボビール。約1年ぶりに仕込むことができました。

原材料の配合や分量比率をカンパイ！ブルーイングで仕込んだ1stバッチに近づけつつ、新しい要素としてTalusのCryo Hopを使用しました。

香りはとにかく甘くメロウ。マンゴー、パパイヤ、パッションフルーツ、パイナップルなどのトロピカルフルーツが複雑に香り、そして百合の花のような甘いフローラル様も感じられます。これらはneomexicanus系ホップの特徴でもあるココナッツ様の甘いアロマに底上げされています。フレイバーはトロピカル様と、砂糖をかけたピンクグレープフルーツやレモネードのような甘い柑橘感、そしてほのかに樹脂。

初期New England IPAのような薄濁りの外観ですが、使っているホップの量やドライホップの量はKUNITACHI BREWERYのビールの中ではダントツで、かなり強めのアロマとフレイバー。neomexicanus系ホップのSabro / サブロと、そのSabroを親に持つTalus / タラスをの個性を存分に味わっていただけます。

アルコール度数は7.5%とかなり高めですが、両方のブルワリーの個性と言っていただけることの多い綺麗な発酵でドリンカビリティの高い仕上がり。飲みすぎ酩酊注意です。

ビールの名前は国立市と国分寺をつなぐ実在の坂「多摩蘭坂（たまらんざか）」から。カンパイ！ブルーイングはビール名を基本的に坂名で統一していることから、コラボビールは必ず坂の名前にしたいと思っていました。西の街と東の街をつなぐたまらん坂。このビールをきっかけに、国立と早稲田２つの街を行き来してくれる人がうまれれば嬉しいです。

次回の予定は未定ですが、早ければ秋が深まったころにでも。お楽しみに！