フランス産ホップの魅力をRaw Aleで楽しんでもらうシリーズ!take.2
ホップ ド フランス - EXPERIMENTAL P12/9 - take.2
Hop de ra France w/ Experimental P12/9
醸造士
斯波 克幸 / SHIBA Katsuyuki also know as SHIWA
高品質の醸造機器や原材料を取り扱う商社BETと初めた「Raw Ale製法で、フランス産ホップを楽しんでもらう」新しいコラボシリーズの第一弾のTake.2。
前回と同じくまだ製品として固有名称がない形式番号ホップ「EXPERIMENTAL P12/9」を使用。
アロマは白ブドウ、ブルベリー、バナナ、爽やかな柑橘様。フレイバーは、熟す前のバナナから熟したバナナ、デラウェアのような小粒の黒ブドウ、ほのかにベリー様のニュアンスとカシス様のニュアンス、そしてスパイスやハーブ様も感じられます。また、Raw Aleらしい穀物由来のフレイバーも余韻に感じていただけます。
麦芽は前回と大きく変更し、Pilsner MaltとWheat Maltの2種類へ。これによって色味もオレンジ色からライトイエローへと変わっています。バナナ様が強いというのは今回も同じですが、前回との味わいの大きな違いは仕込みの最終工程で感じられたやさしいベリー様のニュアンスを引き出せたことです。どちらかと言えばまとまりつつも大味だった前回と比べて、今回は繊細に様々な香りを楽しんでいいただきたい仕上りです。
アルコール度数は5%ですが、それよりはタンパク質由来のマウスフィールの柔らかさで飲みごたえがありつつ、一方でドリンカビリティは高いという不思議な感覚と、単一フランス産ホップの上品なアロマとフレイバーを楽しんでいただければ嬉しいです。
さて、ビアスタイルの[Raw IPA]は、麦汁を煮沸しないでつくる北欧の農場にいまでも行われている伝統的な醸造方法でつくったIPAという意味で、KUNITACHI BREWERYでは醸造開始初期からこのRaw Ale製法でのビールづくりに取り組んでいます(※すべてのビールをRaw Ale製法でつくっているわけではありません)。
Raw Ale製法の最大の特徴は、麦汁を煮沸しないことによってビールの中に麦の風味とタンパク質が多く残ることです。これによって、ビールが麦の飲み物であるということをより強く感じられる特有の味わいと飲みごたえが生まれます。
また、煮沸はしませんが殺菌のために一定の高温で保温は行います。この温度帯が原材料の香りの成分を麦汁に溶け込ませるのに向いている温度帯でもあります。このシリーズも、その特性を活かしてホップの香気成分を抽出しています。
ビール名とイラストは、わかる人にはすぐわかる、あの方たちへのリスペクトとオマージュです。
穀物類 / Grain & Other fermentable
原料 | メーカー | 原産国 |
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Pilsner Malt | IREKS | German |
Wheat Malt Light | IREKS | German |
ホップ / Hops
原料 | メーカー | 原産国 |
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EXPERIMENTAL P12/9 | Hop France | France |
酵母 / Yeast
原料 | メーカー | 原産国 |
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Dry Lutra Kveik | Lallemand | Canada |
コラボレーション パートナー
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所属 |
BET Co. Ltd. & Hop France |
Sebastian Hohentanner |
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