ホップと乳糖の甘い誘惑、るつぼヘイジーのMilk Shakeバージョン
るつぼヘイジー ver.Milk SHake IPA
Milk Shake version of The Crucible Hazy
醸造士
斯波 克幸 / SHIBA Katsuyuki also known as SHIWA
KUNITACHI BREWERYの代表的なビールのひとつ「るつぼヘイジー」のRaw Hazy IPAのMilk Shake バージョンを久しぶりにお届けします。
OriginalのメインホップはIdaho7 / アイダホセブンとSabro / サブローですが、Sabroを使用せず、Citra、Mosaicと入れ替えました。Mash HopにはSaazerを使用し、中間の香りを底上げしています。
かなりしっかりと使った乳糖のニュアンスと、やや高めの糖化温度、甘みを感じさせる酵母とホップの組合せによって、KUNITACHI BREWERYが今まで発売したビールの中で糖度的にも味わい的にも最も甘いデザートビールに仕上げました。
立ち上がりの香りはクリーム、黄桃、マンゴー、パパイヤ、パイナップル、クリーム、バブルガムが混ざりあったような複雑な甘い香り。フレイバーは黄桃、マンゴー、アプリコットなど種の大きい果実や、パイナップル、グァバ、バナナなどのトロピカルフルーツ、キウイ、洋梨、ベリー系のバブルガム、クリーム感。何かが突出しているというよりは渾然とした甘いニュアンス。
アルコール度数は5.5%と控え目ですが、じんわりと余韻にまで残る甘みたっぷりのフルボディとRaw Aleらしい柔らかな飲みごたえに、アルコール度数以上の満足感が得られるはずです。
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その昔、国立市のあたりには江戸時代から続く鋳物師の家が3軒あり、そのうちの1軒が国立市に100年続く酒屋「せきや」のルーツです。
さて、鋳物師が金属を融かして混ぜ合わせる炉のことを「るつぼ」と言いますが、液状に融かされた金属は「湯」と呼ばれ、鋳型に流し込まれて、 なべややかんなどの生活用品に姿を変えて人々の暮らしに溶け込んできました。そうした鋳物づくりのイメージとせきやのルーツにインスピレーションを受けてつくったのがこのビールです。
「湯」に何が溶かされて行くのか、レギュラーだけではなくスピンオフバージョンも含めてこれからも楽しみにしてもらえると嬉しいです。
穀物類 / Grain & Other fermentable
原料 | メーカー | 原産国 |
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Pale Ale Malt | IREKS | German |
Wheat Malt Light | IREKS | German |
Naked Oat Malt | Crisp | UK |
ホップ / Hops
原料 | メーカー | 原産国 |
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Idaho 7 | Yakima Chief | America |
Citra | Yakima Chief | America |
Mosaic | Yakima Chief | America |
Idaho7 Cryo | Yakima Chief | America |
Incognito Citra | HAAS | America |
Saazer | BayWa | German |
その他副原料 / Other
原料 | メーカー | 原産国 |
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Lactose | | |
White Sugar | | |
酵母 / Yeast
原料 | メーカー | 原産国 |
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S-33 | Fermentis | France |
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