1926 / take.32
イチ キュー ニー ロク
醸造士
斯波 克幸 / SHIBA Katsuyuki also know as SHIWA
1926は繊細なバランスを追求するKUNITACHI BREWERYの代表的なビールです。ホップと酵母の香りによるレモンやほのかな白ぶどう、青りんご様の柔らかな果実味と余韻に主張し過ぎない麦芽のニュアンスが感じられます。IPAのような突き抜けて尖った個性ではなく、全体の調和の中でドリンカビリティと飽きのこない繊細なひねりを表現することを目指しています。
このテイクでは、これまで使用してこなかった小麦麦芽を少量使用しました。現地のKölschでは最大で10%近く使用しているブルワリーもあるとされていますが、今回は色をより薄くするため、使用は少量に抑えています。
また、煮沸時間を変更したことで清澄度がさらに高くなり、よりきれいな麦汁を得られるようになりました。その結果、発酵度が上がり、ボディ感が軽くなったのを少量の小麦麦芽の爽やかなニュアンスとボディ感で補いました。
少量ではあるものの、小麦麦芽による爽やかなニュアンスとボディ感が加わり、アロマも少し華やかになりました。
これからも仕込み工程での細やかな調整や工夫を引き続き行っていきます。
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このビールの名前「1926」は旧国立駅舎の竣工年に由来しています。
赤い三角屋根の国立駅舎は1926年に生まれ一度解体されましたが、無くなることを惜しんだ沢山の市民の声によって2020年に復元されました。
また、国立市は南側の古い地域と北側の新しい地域が並立している2つの顔を持つ街でもあります。
Kölsch Styleは上面発酵的な華やかさと下面発酵的な飲み心地という2つの顔を持ち、伝統的でありながら、ある意味では新しさを見出す余白があることから好奇心旺盛なアメリカの醸造士たちにも人気が高いスタイルです。
こうした国立とKölsch styleの類似性に想いを寄せ、イメージを膨らませて生み出したビールが1926です。くにぶるが掲げるテーマ「古いは新しい」をかたちにした代表的ビール、くにぶるの顔的ビール1926。沢山の人に親しんでいただければ嬉しいです。
穀物類 / Grain & Other fermentable
原料 | メーカー | 原産国 |
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Pilsner | IREKS | German |
Spitz Malt | IREKS | German |
Wheat Malt Light | IREKS | German |
ホップ / Hops
原料 | メーカー | 原産国 |
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Heracles | BayWa | German |
Saphir | BayWa | German |
Hallertau Blanc | BayWa | German |
酵母 / Yeast
原料 | メーカー | 原産国 |
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Köln | Lallemand | Canada |
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