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BEER

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繊細なバランスを追求する、くにぶるの顔的ビール

1926 / take16

イチ キュー ニー ロク

Kölsch Style

ABV
4.5%
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IBU
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SRM
2.47
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FG
1.006
/
醸造士
斯波 克幸 / SHIBA Katsuyuki also know as SHIWA
1926は繊細なバランスを追求するKUNITACHI BREWERYの顔的なビールです。

ホップと酵母の香りによるレモンやほのかな白ぶどう様、青りんご様の柔らかな果実味と余韻に主張し過ぎない麦芽のニュアンス。IPAのような突き抜けて尖った個性ではなく、全体の調和の中でドリンカビリティと飽きのこない繊細なひねりを表現することを目指しています。

今回のバッチは斯波のケルン訪問後1回目の1926です。ほぼ飲めない私が"のろし醸造"の村瀬さんと"Godspeed Brewery"の森さんに助けてもらいながら頑張って5ヵ所の醸造所でKölschを飲んで来た、そのフィードバックをこのバッチから数回かけてお届けします。

ここ数回のTakeは発酵温度を初期よりもやや低めにして酵母とホップの香りのバランスを調整してきました。KUNITACHI BREWERYでは、どちらかと言えば酵母の出す香りを主体に表現していますが今後もその方向性は変更せずにバランスを調整していきますが、今回はよりドライでクリーンな飲み心地にして行きたいため糖化工程も調整しました。

また糖化工程といえば、ケルン訪問と直接関係はないのですがマッシュホップ(糖化工程に入れるホップ)の量について思い切った調整をしています。Thiolizedで話題の例の酵母は使わずに今まで使ってきているKölsch yeastのもつポテンシャルを試すことが目的でしたが、次に活かせそうなポジティブな結果を引き出せました。

これによって今回は中間の香りの層に厚みがあります。

飲み心地を軽快にする方向性舵を切りつつ、水っぽくはならない微妙なバランス調整を今後も続けていきたいと思います。

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このビールの名前「1926」は旧国立駅舎の竣工年に由来しています。赤い三角屋根の国立駅舎は1926年に生まれ一度解体されましたが、無くなることを惜しんだ沢山の市民の声によって2020年に復元されました。また、国立市は南側の古い地域と北側の新しい地域が並立している2つの顔を持つ街でもあります。Kölsch Styleは上面発酵的な華やかさと下面発酵的な飲み心地という2つの顔を持ち、伝統的でありながら、ある意味では新しさを見出す余白があることから好奇心旺盛なアメリカの醸造士たちにも人気が高いスタイルです。

こうした国立とKölsch styleの類似性に想いを寄せ、イメージを膨らませて生み出したビールが1926です。くにぶるが掲げるテーマ「古いは新しい」をかたちにした代表的ビール、くにぶるの顔的ビール1926。沢山の人に親しんでいただければ嬉しいです。
穀物類 / Grain & Other fermentable
原料メーカー原産国
Pilsner MaltIREKSGerman
Crystal MapleIREKSGerman
Spitz MaltIREKSGerman
ホップ / Hops
原料メーカー原産国
HeraclesBayWaGerman
SaphirBayWaGerman
Hallertau BlancBayWaGerman
SaazerBayWaGerman
その他副原料 / Other
原料メーカー原産国
酵母 / Yeast
原料メーカー原産国
KölnLallemandCanada

BEER STYLE TAG

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