ジューシーとライトを両立させたい、くにぶるフラッグシップヘイジー
るつぼヘイジー / ver3
The Crucible Hazy
醸造士
斯波 克幸 / Katsuyuki Shiba
アメリカ産ホップのIdaho7 / アイダホセブンとSabro / サブローがメインホップのライトヘイジー。立ち上がりの香りは黄桃、そしてマン ゴー、グレープフルーツ。フレイバーはグレープフルーツが強めで、黄桃、マンゴー、キウイ、そして針葉樹を思わせるウッディなニュアン スに、余韻はココナッツやクリーム。小麦とオーツ麦の割合をぐっと増やしたことで、飲みごたえも増しました。
アルコール度数は5%と昨今のHazy IPAの中では軽めです。甘く厚みのある香りを表現するにはアルコール度数が高い設計の方が色々と都合 が良いのですが、アルコール耐性が低い人やビールが苦手な人にも飲んで欲しいという思いから敢えて難しい挑戦をしています。糖化温度を 上げて飲みごたえを出し、煮沸を止めてからの工程で温度を下げつつ段階的にホップを投入して香りの下地を作り、複数回にわたるドライ ホッピングで最終的な香りを整えています。
さて、その昔、このあたりには江戸時代から続く鋳物師の家が3軒あり、そのうちの1軒が国立市に100年続く酒屋「せきや」のルーツです。 鋳物師が金属を融かして混ぜ合わせる炉のことを「るつぼ」と言います。液状に融かされた金属は「湯」と呼ばれ、鋳型に流し込まれて、 なべややかんなどの生活用品に姿を変えて人々の暮らしに溶け込んできました。そうした鋳物づくりのイメージとせきやのルーツにインス ピレーションを受けてイメージしたのがこのビールです。
次のバッチでは、もう少し苦味を抑えめにしつつ、飲みごたえは損なわない仕上げにしたいと思っています。今回よりはオーツ麦の量を減 らし、その分を別の要素で補おうと思います。お楽しみに。
穀物類 / Grain & Other fermentable
原料 | メーカー | 原産国 |
---|
Pale Ale Malt | IREKS | German |
Wheat Malt Light | IREKS | German |
Naked Oats Malt | Crisp | UK |
Crystal Maple | IREKS | German |
Sour Malt (pH調整) | IREKS | German |
ホップ / Hops
原料 | メーカー | 原産国 |
---|
Citra | Yakima Chief | America |
Sorachi Ace | Michigan Local Hops | America |
Chinook | Michigan Local Hops | America |
Idaho 7 | Yakima Chief | America |
Sabro | Yakima Chief | America |
酵母 / Yeast
原料 | メーカー | 原産国 |
---|
WLP008 East Coast Ale | White Lab | America |
本ページ内の画像やテキストはどな たでもご自由にお使いいただけます。 SNS への投稿やビールの販促用にお 使いいただければ嬉しいです。
※上記以外の二次利用は出来ません のでご注意ください。