ALE & BOOKS & CIDER 2024|イラストレーター イソガイヒトヒサ
読書に合うのは、どんなビールだろう?
KUNITACHI BREWERY のビールイラストを手がけるイソガイヒトヒサさんの一冊を紹介します!
ALE & BOOKS & CIDER 2024
https://kunitachibrewery.com/ale-books-cider-2024/
朝野ペコ『DROWSE(うたたね)』 2024年
「それでも町は廻っている」は、商店街の何気ない朝の一場面を切り取ったラベルのビールです。
イラストには、醸造したシワさんとのやり取りから生まれた、さりげないこだわりが込められています。シワさんがビールの背景やストーリーに細やかに目を向ける姿勢には、いつも刺激を受けます。
このビールと一緒に楽しみたいのが、朝野ペコさんの画集『DROWSE(うたたね)』です。
ページを開くと、夢とうたたねの狭間にいるような、不思議なシーンが次々に現れます。 個展で本人に話を伺った際、「この場面がどうやって生まれたのか?」と制作過程を聞く時間がとても楽しく、印象に残っています。普段、同業の方とじっくり話す機会が少ないこともあり、こんな風に作品の背景を語り合う時間をもっと楽しみたいと感じました。
DROWSEに描かれたシーンを想像しながら飲むのも楽しいですが、ビールやイラストを作った人たちの意図や想いを思い巡らせる時間も、また別の楽しさがあります。
イソガイヒトヒサ
イラストレーター、ビールへの興味をきっかけに、ラベルデザインやビアフェスのアートワークを多数手がける。